資産運用を始める際、一点集中ではなく、幅広い分散投資が重要であると勉強してきました。
資産運用とは、時間を武器にして緩やかに資産を増やしていくことであり、1社の株のみ購入したり、1国のみに投資することは投機に近い行為であると。
一人ひとり投資のスタンスは違うと思いますが、積立nisaやiDeCoから始めた自分は、少しずつですが、分散投資の良さがわかってきたような気がします。
資産分散投資の意義
積立nisaやiDeCoでは、主にアメリカの主要会社や全世界の株を少しずつ集めた投資信託を購入して運用していますが、その投資信託によっても評価額はかなり違いいます。
全米株式の投資信託は緩やかな右肩上がりで評価額が上昇しています。全世界株も全米株式ほどではないですが、緩やかな右肩上がりで評価額が上昇しています。
アメリカの経済はとても強く、1強時代が続いています。全世界株式を集めた投資信託でさえ、アメリカ株の割合は50%以上です。アメリカ経済の成長が見込まれている証拠です。
私は日本の個別株だけではなく、アメリカの個別株やETF、中国の個別株にも投資をしています。
私は、日本3:米国5:中国2の割合で分散投資しています
日本の少子高齢化はとても深刻です。
育児や共働きなどの支援が薄く、結婚したい・子育てしたいという環境が整っていません。さらに消費税増税や所得制限によって補助が受けれなくなるなど、正直お先真っ暗です。
住みやすい、治安が良い、インフラが整っているなど良いこともたくさんあるのですが、悪いところが目立ちます…
こんな状態では日本経済の成長はあまり見込めないかなと考え、アメリカを中心とした投資スタンスを取っています。中国も経済力だけでいうと2位の位置にいますが、政治的な問題が難しく、どこまで信用できるか判断に迷っています。
各国の経済・政治の様子を見ながら、投資スタンスも変えていくことが重要ですね。
為替市場のこれまでの動向
アメリカや中国などの外国株投資を始める際、為替レートも大きく関わってきます。1998年以降のドル円相場チャートがまとめられているサイトがありましたので、下記を参照ください。
1998年以降のチャートは下記のとおりです
1年単位でみても、チャートの上げ下げ幅はけっこう大きいね
国内外で有事があった際は、大きく変動します。過去の有事を見てみましょう
①1998年~2000年:日本バブル崩壊による円安になるももみ合い
②2001年~2004年:アメリカ同時多発テロにより円安、りそな銀行破綻・国有化による円高
③2005年~2012年:円安進むもリーマンショックによる世界同時株安・金融危機。安全資産とされた日本円が変われ、超円高
④2013年~2019年:イギリスのEU離脱、アメリカ大統領交代によるドル高円安が進む
⑤2020年~2022年:コロナウイルスによる経済衰退、アメリカと日本の金利差によるドル高円安が進む。32年ぶりに150円/ドルを記録。
2022年は急激なスピードでドル高円安が進みました。日本円の価値が下がり、外国株や外国製品の高騰、海外旅行時の費用が割高になることが起きました。アメリカ株が大きく値下がりしたのに、円安のせいで買い増しできませんでした…
最近、私が保有しているアメリカ株は、①株安になるもドル高円安によって円換算で利益が出ている、②株価が戻るもドル安円高によって円換算で利益が出ている、そんな感じでいったり来たりしていてあまり利益額は変わっていません。
まとめ
株価や評価額、為替レートの変動を肌で感じた1年となり、日本国だけでなく、外国にも目も向けて投資することが重要であると再認識できました。
引き続き国内外の動向に注目していきたいと思います。
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